2歳児は、手先の器用さなどの発達とともに「ジブンデヤル」とできる部分が増えて、やがて自分の意思でできるようになり食事、排泄、睡眠、着脱、清潔といった生活習慣が自立に向かう時期です。
生活について
食事
「ジブンデ」という自立したい気持ちを伸ばしながら、丁寧に食習慣の基礎を作っていきます。例えば、左手を食器に添えることやスプーンの持ち方は上握りから下握りを経て正しい握りで食事ができます。また、決まった大人によって、いつも同じ手順で食事を進めていきます。 |
着脱
手指の器用さもまさることながら体幹の筋力、調整力も増してきます。加えて子ども同士の模倣も盛んになり、洋服の着脱にも意欲を見せはじめます。 |
排泄
オムツからパンツへと移行し、だんだんトイレで排泄できるようになる時期です。トイレでの排泄の成功を重ねることで自信につなげていきます。また、深い愛情をもって自然に子どもの膀胱機能の発育を待ってあげる姿勢で進めていきます。 |
睡眠
安心して眠れる雰囲気をつくり、その子が自然に眠れるまで見守り、安心した眠りを保障していきます。 |
遊び
並べる・積む・重ねる・比較するなどを楽しむようになり、並行遊びが主な時期ですが、同じ遊びをする友達との仲間意識も芽生えます。しかし、思いのすれ違いからトラブルも起き、衝突もしますが、自分の思い、相手の思いに気付く機会になっていきます。
わらべうた
友達と一緒に声を合わせて唄う心地良さが友だち関係を深め、音楽体験の積み重ねが、「聞く力」や「言葉」を豊かに育てます。